それぞれの研究室において研究に従事します。研究室のリーダーが、研究の指導、奨学金や、どのコースがいいかなどの相談にのります。先端研で学ぶには、研究リーダーと2回以上面談し、研究計画を作る事が求められます。

分子生物医学分野

教員

 動脈硬化症、癌、アルツハイマー症、ウイルス感染症など現在有効な治療法が確立されていない疾病を対象に、分子生物学、生化学的手法を用いて治療法、診断法の開発を目指します。

ゲノムサイエンス

教員

 生物の設計図であるヒト「ゲノム情報」にもとづいて生命現象を理解するために系統的な生命情報の取得と統合を通して新たな生命科学の展開を目指しています。

システム生物医学分野

教員

 がんと生活習慣病のおこるメカニズムをエピゲノムを軸に分子細胞生物学からとらえ、標的タンパク質の結晶構造を基礎にIT創薬を進めています。

血管生物学分野

 現高齢化社会の3大死因を占めるがん、脳梗塞、心血管障害の病態にはいずれも血管が関与しており、血管の生理・病理を分子レベルで解明することが必要です。そこで血管疾患誘発刺激に応答する血管細胞での発現制御、エピゲノム変化を詳細に解析しています。

代謝内分泌システム分野

 生活習慣病発症におけるシステムの破綻の解明と治療法の開発を目標としている。

メンブレントラフィック分野

 細胞内生体分子の局在や輸送を対象にして、特に膜表面での分子間相互作用や細胞骨格制御により、どのように調節されるかを探り、膜ダイナミクスを生細胞画像も駆使して解析します。

ダイナミカルインフォマティクス分野

 細胞を多数分子の集合体からなるシステムとみなし、その動的メカニズムを解明します。

癌国際戦略

 アジアのがんの特性を欧米と比較検討をすることで、アジアを中心とした国際癌研究の向上に寄与することを目指します。エビデンスあるデータで方向性を示し、政策提言をしていくことができる知的共有基盤を形成したいと考えています。

代謝医学分野

教員

 生活習慣病と老化の病態を「Wntシグナルと細胞分化」や「カロリー制限と転写調節」などの概念のもとに、エピゲノムシグナルを重層的に解析し、生活習慣病に対する新たなパラダイムを築き上げます。

社会連携分野

教員

分子動力学分野

 高精度な分子動力学シミュレーションとスーパーコンピューターを用い、分子生物学や創薬化学の問題を原子レベルから解き明かしていきます。

シグナル伝達分野

 GPCR(Gタンパク質共役受容体)を介したシグナル伝達の分子機構の解明、特に癌におけるその異常を解明し、GPCR伝達系分子を標的とする創薬を目指します。